本学修了生である山口由美子さん(6期生)の研究報告「看護師学校3年課程における医療安全教育の調査研究―WHO患者安全カリキュラムガイドの視点からー」が、医療の質・安全学会誌第16巻第3号(2021)に掲載されました。本学での修士研究において、関東・近畿圏の看護師学校養成所 3 年課程における医療安全教育の現状やWHO 患者安全カリキュラムガイドに基づく教育と評価方法について質問紙調査を実施し、教員の員数や経験が不足する中で80%以上の施設で同ガイドに基づく教育が行われているという結果を得ました。また医療安全教育の充実には,専門科目領域や実習病院との分担・連携,医療機関の協力,教員の意識向上が必要であることを示しました。
山口由美子さんは「看護基礎教育における医療安全教育の現状について調査し、結果を医療の質・安全学会に報告しました。在学中から論文投稿に至るまで、長年にわたってご指導いただきました先生方に心より感謝しております。この経験を生かして医療安全に貢献したいと思います。」とコメントされています
山口由美子,大石雅子,飛田伊都子,折田義正(2021).
「看護師学校3年課程における医療安全教育の調査研究―WHO患者安全カリキュラムガイドの視点からー」
医療の質・安全学会誌 16(3), 356-364, 2021.